「ムギちゃんやっほー」
「なっ...なんで流がここに...!?」
圭と2人でフェンスにもたれかかってる流は
くつろぎながらポテチを食べている。
うすしお味、うん、王道だなあ。
流の隣に腰を下ろしたら、ジッと見つめられ頬が赤くなる。
「なっ、なに?」
「んー...?いや、屋上に制服姿のムギちゃんもなかなかイイなと思って」
「...なにそれ意味わかんない」
恥ずかしい...
圭が居るのに恥ずかしい台詞をズバっと吐いてくる流ってば、ほんと恥ずかしいやつ。
「ところで...なんで流がここに?
自分の学校は??」
「あー?なんかよくわかんねーけど、午前中で終わった。
だから暇だしムギの顔でも見ようかと。
そしたら相変わらず天使みたいに可愛くて安心安心」
「おい流、お前目腐ってんじゃねー?
紬が天使とか...ないわー...」
「おい圭、テメェ喧嘩売ってんのか?
俺のムギはな、この世で一番可愛いんだ。
いやもうマジで、ムギちゃん可愛い」
「...」
どう反応したらいいのよ、これ。
圭もドン引きしてるし...てか圭ってば失礼なやつ!
"一応"元カノなんだからね、私!!


