いじめられてるのが私じゃないと分かった瞬間
急に冷めた態度をとる流。
わかりやすいって言うか...冷たいやつ。
「まさかお前、助けようとか思ってねーよな?」
破った漫画をテープでとめて、また読み始める流は釘をさすように低い声をだす。
「んー...めんどくさい事には関わりたくないけど
助けなかったことに罪悪感というかなんというか...」
「やめろよ、自分から火の海に飛び込むの。
お前が助けたところでイジメが終わるわけねーだろ」
「...」
「それにお前になんかあったらどうすんだ。
学校に俺は居ないんだぜ?すぐに助けられねーよ」
「りゅう...」
「馬鹿な真似はやめろよ?
なっ?ムギ」
「...うん」
その時は仕方なく頷いたけど
今思えば流の言ってることは当たってる。
自分から面倒事に関わる必要なんてないもんね。
次の日の休み時間。
また圭に屋上に呼び出された。
渋々屋上に行くと
朝、手を振ってバイバイしたはずの流が居るから...驚いて開いた口が塞がらない。


