【完】壊愛ー姫は闇に魅入られてー





急に黙りになる山崎君に話しかけていいのか分からず
気まずい雰囲気のまま数分が経った。



もうココアは冷めていて...一気に飲んでも冷たいココアに変わりはない、全身が冷えてまたまた女の子らしいくしゃみがでた。




「...あのさ」



「うっ、うん!!?」


自動販売機の隣にある赤いベンチに腰掛けながら
やっと話しかけてきた山崎君に食いつく。




「神庭...俺のこと捜してんだろ?」



「...うん、そりゃあね。
刺されて黙ってるほど、流も優しくないでしょ」



「...だよなー...」


「...」


「どうしよう、おれ」


「...」


「なあ、どうした方がいいと思う?」


「...知らないよ、そんなこと」


「冷たいな...紬ちゃん」


「...でも」


「...でも?」



「素直に謝ればいいと思う...」


「...」


「りゅうは、変だから。
他の人よりちょっとだけズレてるし、謝れば、刺された事もすぐ許しそう」



「...さすがに許さねーだろ...。
だって刺したんだぜ!!??グッと!!この手で!!」



「...」