「いっちゃん、ちょっとお手洗いに」 「はいはい、いってらっしゃい」 大好きなんだけど、さすがにね。 ここまで全部いっちゃんに出してもらってるしね? せめて飲み物くらいは私が買っとかないとね? とか、自分に言い聞かせながら出来上がりつつあるクレープとしばしのお別れ。 すぐそこに自販機があるにはあるけど、トイレと言った手前併設されたゲーセンに歩みを進める。 中は暖房が効きまくってて、全く別な地に来たかと錯覚するくらい暖かい。 「……」