「ナツー、すました顔したやつの表情崩すにはどーしたらいーと思うー?」


「…は?」




満天の青空、太陽の輝く下…




ではなく大雨が降ってるのを窓から眺めながら、お昼ご飯を食べてる私、木村梓は、親友である矢野夏葉に相談をしていた




…ナツ、眉間にしわ寄せて固まってるけど。



「ナツー?」

「なに、浮気でもされたの?」

「んなわけ。そんなんしたら相談しないで即ぶっ飛ばすわ」

「あんたのぶっ飛ばすは死ぬからやめとけ」

「えー?」


まあ一応空手優勝経験ありますけど…