「愁っ、」 「ん?」 「……だいすき」 「ん、…かわいい」 私も素直に伝えると、満足そうに、嬉しそうに頬を緩める愁に、私も嬉しくなる けど、…そんな甘い顔でかわいいはやめてください。 「心臓とまりそう」 動きすぎて疲れて止まるとかないよね? 「…俺も」 小さく呟いた私の声を聞き取って、そう言った愁 …お前嘘だろ 愁の胸に顔を埋めてたから、心音が伝わってくる 愁もそれなりに速く動いてたが、私の方が働いてるぞ。