そして、数日が経ち、旅行の日がやってきた。

今回は、楓摩が呼び出されてもすぐ戻れるように、と遠くはないけど、とても見晴らしのいい海に面したホテルにしたらしい。

2泊3日で、遊園地にも行くらしい。

少し相談はしたけど、ほとんど楓摩が計画してくれた旅行プラン。

まだ秘密のこともあるらしくて、私は胸をドキドキとさせていた。

「よし!葉月の用意完了!!朱鳥、そっちはどうですかー?」

「こっちも、柚月の用意完了しました!いつでも出発できまーす!!」

この日用に買った葉月と柚月の新しい服と小さなリュック。

リュックには、お菓子とちょっとしたおもちゃを入れて、2人に背負わせてみる。

「っ!!///……なにこれ、可愛すぎ…」

「ほんと、可愛い……///」

私も楓摩も可愛い2人にデレデレ。

そんな可愛い2人を抱っこして、私たちは車へと向かった。