それから沢山お話しした。 お兄ちゃんは強いとか、お兄ちゃんの仲間さんとも仲が良いとか、 「ぼくね!自分の名前漢字でかけるよ!」 『凄いね。もうかけるの?』 うん、と元気よく返事した空良君はそこら辺に落ちていた木の枝を拾って地面に書き始めた。 本 城 空 良 ほんじょう?本城ってあの本城かな? 「どお?」 『うん。上手く書けてるね。』