その頃の二人。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー side 百樹 隣で寝る朱姉を静かに見る。 今日会ったばかりなのに心の内を明かした僕。 それでもいいと思った。 初めて見たときから何かを感じていたんだ。 その証拠に母さんにしか呼ばせなかったモモ、と呼んでもらっている。 呼んでほしいと思ったんだ。朱姉なら、いいと思ったんだ。