「(俺だって姉ちゃんにくっつきたいのに....チッ)」


黒いオーラを纏った夕貴は一気に二人を持ち上げた。



リビングから出ていこうとするところを、


『あ、夕貴待って、』


呼び止める。忘れる所だった。




『おやすみ、豪貴、棗貴。』



チュッ、チュッ




おでこにチューするのをね...