夕貴が豪貴を優しく、抱き上げた。 生憎、小学6年の双子はもう155㎝、私は運べない。 「お前ら、どっちか棗貴を運んでくれ。」 と、夕貴が言うと、 「嫌だね!俺はここを離れない!」 と、私の右側にベッタリな翔琉。 「僕も、離れたくない。」 と、私の左側にベッタリなモモ。 ただいま、甘えん坊タイムなのです。