弾き終わり、いつもの無表情に戻った朱音に名残惜しく感じる。 すごかった、それしか言えない。 また、聴きたいとも思った。 そう言うと、もちろんと、返事をしてくれた。 これは音の間で起きた俺と朱音の秘密のコンサート ....俺だけのために弾いてくれたと思うと何故か心が暖かくなった。 side 奏斗 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー