角をまがり、音の間を見るとやはり、襖が開いていた。 そっと、音を立てずに部屋を見るとそこには、 ただひとつの青いライトに照らされ、今にも消えそうな儚い、俺には女神に見えた。 恥ずかしい事を言っているのかも知れない。 けど俺にはそう見えたんだ。 それほど朱音が幻想的で、美しかったのだ。