「あぁー、いい匂いっすね!」 「ほんとだ!朱音さん、手伝うことありますか?」 上が短髪の子、下が長髪を後で緩く結った子だ。 ここの組員の中では比較的若い子二人が手伝いに来てくれた。 今は7時半。助かるな。 『まず、お味噌汁を大広間に全部運んで下さい。』 「「ハイッス。」」 立派な返事をして、寸胴鍋を運んでくれた。