家政婦になりました。1




「あぁー、いい匂いっすね!」


「ほんとだ!朱音さん、手伝うことありますか?」


上が短髪の子、下が長髪を後で緩く結った子だ。


ここの組員の中では比較的若い子二人が手伝いに来てくれた。


今は7時半。助かるな。


『まず、お味噌汁を大広間に全部運んで下さい。』


「「ハイッス。」」


立派な返事をして、寸胴鍋を運んでくれた。