触れられた頭に自分の手を置く。 すごく幸せなのに、それが怖いよ。 如月くんが見えない……。 「琴乃、おかえり。 次移動だよ」 「あ、うん。 準備するね!」 奈々ちゃんに呼ばれ、急いで自分の席に行き5限の準備をする。 教科書とノートと筆記用具を持ってから、ふたりで移動してる時、目の前に如月くんを発見した。 如月くんも移動かな? そう思っていたけど、その隣に女の子を見つけた。 あれって……。