「わぁ」


ついた場所はある家の前


「ようこそ、僕の家へ」


「あなたは一体…」


琴子の隣に立つ男を見上げる琴子


「僕の名前は五十嵐 宗介(いがらし そうすけ)。この町、猫住町に住む妖だよ」


宗介と名乗った男は懐からキセルを出す


「おっと、煙は琴子の体によくないね。やめておこう。さぁ入って」


宗介は大きな門を開け琴子を招き入れた


琴子は恐れながらも門の内側へと足を踏み入れた