「どこー?」


私だ聞けば


「あそこだよ!ほら!天使のはしごって言うんだっけ?」


目を輝かせながら空を指す



その先をみると


「きれい…」


それは、言葉に表現できないほど


綺麗で、眩しく光り


大きな雲が天使のはしごのように輝いていた。



「僕ね…りなちゃんのことが…」


ふと、喋りだした直斗をみると



ーどきん



少し真剣にだけど優しい表現で



夕焼け空に負けないくらい



まっすぐに



「…好き」



伝えてきた。