そしたら、直斗が幸せそうな笑みをし




ゆっくり目を覚ました。



私をみると寝ぼけているのか、

緩く微笑む彼。



日差しに負けないくらい


優しい笑顔で…


「りな…ちゃん」


私の名前を呼んだ。



それは、あの頃と同じ…

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


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たしか、夕日が綺麗な日のことだった。



小学校低学年の私達は


通学路を歩いて帰っていた。



「りなちゃん!みて!!」


それは、普段おとなしく、私の後ろについている直斗が


声を弾ませて話しかけてきたのだ。