「わ、私には…関係ないよ」


と、お弁当を食べ続けようとするも

梓は真剣な表情のままだ。


「本当に?相手して貰えないよ?」



「いや、私が相手してあげてるからね」


そう…、いつも私が相手をしているんだ。




まぁ、あいつの事だからコロっと傾いちゃうそうだよね。




そしたら、相手にしなくていいから、それも有りかもしれないのに…



なんだろうな…



「むかつく…私よりも先に恋人つくるなんて」


いつも後ろにいたくせに


少し、寂しいな…



「え、そこなの?」


驚いたように見てくる梓。