気付けば、君の腕の中。



全員が泥だらけになったところで、清水さんがわざわざ迎えに来てくれた。


「あらあら…、どうしたらそんなに泥だらけになれるの?」

「あやか、すっげーあしおそいから、たちどまろうとしたらころんだ!」

「おねえさん、ずっとおにだったもんね」

「あはは…」


泥を払いながら立ち上がると、白くんが泥だらけの手を差し出した。


「しかたねーからつないでやる!」

「ありがとう、白くん」


小さな手のひらを優しく握ると、フンと照れ隠しなのか鼻を鳴らした。


「おねえさん、わたしも!」

「もちろん、いいよ」


反対側の手のひらをひなちゃんに差し出すと嬉しそうに握ってくれた。