ﾌﾟ-ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞ____

繁華街はうるさい。

自分に関すること以外は覚えている。知識もそのままだ。

夜の繁華を女子高生一人で歩いている。

ｱﾚ、これ前にもあったような。気のせいか

「誰も助けてくれないじゃん…」

独り言をポツポツという。

もう12時を回っている。警察地見つかると面倒だから裏道に入ろう。


あぁ柄の悪そうな人たちが沢山いる。
と、その時50代くらいのおじさんに声を掛けられた。

「お嬢ちゃん今日寝るところないんだろぉ。
いっしょにホテルで…。」

「はい。お金がもらえるんなら…」

野宿よりマシだとおもいとっさに言ってしまった。

「勿論だよ。10000円でいいね」

一回寝るだけで今だけ貰えるのか、、いい話じゃん。
とか思いながらホテルへの道を歩く。

ホテルの前につき入る。
とその時、手を掴まれた。大きなゴツゴツした手に。
ﾊﾟｯ、とふりかえると黒髪のまぁ俗にゆうイケメンが私の手を掴んでいた。

「オメェ何歳だ。援交なんかしてんじゃねぇよ。」

「別にあなたに関係ないでしょ。」

するとその男は、ホテルに入ろうとしていたおじさんに向かって

「とっとと帰れこのクソジジイ」

といった。するとなにかに怯えるかのように逃げていった。

(あ〜あ私の寝るところが…)