…ガシャンパリ-ッンゴッコトンボコ

私は殴られた。

私は何もしていない。今の両親は私の存在がいやだったようだ。

母が再婚し離婚し、これを繰り返しやっとこ落ち着いた頃に新しい子供が出来た。両親はその子ばかりで私の事は娘だとも思っていない。

でも私は、別にいい。この暮らしで。

毎晩のように繁華街の裏に行き悪事を働く暴走族達を潰す。それだけのために生きている。と言ってもいいくらいだ。

私の実の父はどこかの暴走族の初代総長だったらしい。
どこかは知らないけど。

とまぁ説明はここら辺で。


「お前なんか家族でもなんでもない」

「出ていけ」

家を飛びでた。もうここに私の居場所は無くなった。
別によかった。行く宛はないけど夜にパトロールしているのと同じだ。

私はこの寒い携帯片手に中長袖のパーカーに短パンというラフな格好で繁華街に向かう。

そこであんな目にあうとはしらずに。