永く青い季節 〜十年愛〜



普段会えない分、いろいろあるのは頭ではわかっていても、一緒に居られるのは短い期間だから、できるだけ楽しく過ごそうと、私自身も嫌な話題は出さないように努めた。

彼もそうだったに違いない。
けれど…
マイナスの感情も、カッコ悪い部分だって、全部見せて欲しかった…
今になって、そう思った。


彼女は、私の知らない時間の彼の紆余曲折、
そして彼の感情の、喜怒哀楽の隅々まで、側に居て知っているんだ…
ことあるごとに支えて来たんだ…



とても勝てない…、そう思った。