入部して数日、彼を近くで見ていられるのが幸せだと思ったが、それは大きな間違いだった。 練習は結構厳しいし、暫くして、彼と女子マネージャーが付き合っているのだと聞いた。 あの時感じた勝手な解釈は、当たっていたのだ。 同じ部だから、校外の試合等にも応援に行ったりはできたが、結局はいつもいつも見ているだけ… 自分は、彼女よりも、彼に、彼の心に、近づいて行くことは決してできない。 それを思い知らされるのだ。 諦めなきゃ… そう自分に言い聞かせながらも、想いを引き摺ることしかできなかった。