彼を真っ直ぐに愛し、時には立ち止まり、後戻りをしたり、迷ったり、見失ったりしながら…
幾つもの季節を越えて来た。



とても、長い永い季節…



彼は、私の青春や人生に、何色もの彩りを与えてくれた、唯一無二の存在だった。




私達の何もかもを知って、ずっと近くで寄り添ってくれた梨絵の優しさに甘え、行き場のない想いを受け止めて貰ったから、もう心を決めなければ…


今度こそ、彼への想いを封印すると…。