この一瞬一瞬が時間を繋げ、それが永遠になったらいいのに… けれど、いくら願っても、望んでも、私達に未来などない。 これが最初で最後なのだから…。 だから彼の手と唇は、私の身体をとても丁寧に、とても優しくなぞって行く。 彼の肌が私の肌と重なると、自分の体温と心拍数が上がるのがわかった。 譫言のように彼の名前を呼びながら、背中を片手で強く抱き締め、もう片方の手は髪の中を蠢かせながら、自分の胸に引き寄せた。