結局、飲み過ぎてしまった私は、彼に余計な心配をかけることになり、その腕を借りて自分の部屋に送って貰っている。 …全く…何やってるんだ… そう自分を叱りながらも、心地好い彼の腕にもう少しだけ守られていたいと願った。 「美織…。あの時…どうして泣いたの?」 部屋の鍵を開けドアの中に入り、お礼を言おうとして向き直った私に、彼が小さな声で聞いた。 「…わからない…」 突然の彼からの問い掛けに、私は戸惑いながら答える。