俺の家は誰がどう見たって でっかいお屋敷。大豪邸だ。 けど見た目だけ煌びやかで 中身がこんなに閑散にしてるなんて、 「ふっ。」 鼻で笑っちまう。 俺の両親は、仕事だなんだって 家には寄り付かなかった。 お手伝いさんが居たって なにも変わりはしなかった。 そんな代わり映えのしない毎日に 突然飛び込んできた、変な女。 ちょっとは興味がある、が まぁいつもの追っかけだろうと 変な余裕があった。