唯月side

この前助けた似ている女とまた会えた。

水樹斗が聞いてくれたがあまり特徴に当てはまらなかったみたいだ。

やっぱり違うのか?

そう思ってると月希が焦ったような声を出した。

「い、唯月!!見つかった!」

「はぁ?!」

見つかったって、あいつが?

嘘だろ。やっぱりあの女か?

「あいつはどこにいるんだ!」

「あの子京都にいるよ…」

京都?!
俺がどれだけ探してもいなかったのにか?!

「しかももう総長に戻ってる」


聞くところによると、俺らのところの下っ端が京都で見つけたらしい。
隠し撮りをし月希に送ってきたらしいがそれはもう、そのまんまのあいつらしい。


「ちょ、ちょ、まって?え、え?!」

「武流、語彙力どうした。」

「だって、羅偉驚かないの?!」

「驚いてるだろ?!」

あーまたあの2人の言い合いが始まった。

放置しとくか。

でもとりあえず見つかったなら帰るしかねえな。

「お前ら帰るぞ」

「「「「了解」」」」


見つかってよかった…

待ってろよ、千尋…