あいつを探すために京都から東京に出てきたがやっぱり人が多いな…

俺人多いの嫌いなんだよなあ…

「唯月ぃ~疲れたからあのデパート行こーぜ」

いや、絶対人多いだろ

…まあ、俺も疲れたから行くか


「すっげーな!東京!」

「何がですか。目立つのでやめてください。」

ほんと月希の言う通りだわ


水樹斗も羅偉もはしゃぎすぎ

「………!!!」

んぁ?

なんだ?あの女絡まれてんじゃん。

東京って物騒だなあ…

そんなこと思ってないで助けるか。

「お前らあの女助けるぞ」

「「「「了解」」」」

────

「ありがとうございました」

「いえい、え…」

にしても随分と可愛い女だな。

まあ、あいつの方が可愛いけどな。

てかなに羅偉は驚いてんだよ。

そう思い女の顔をマジマジとみるとそこには俺らが探しているやつと似ている顔があった


え、ちょ、まてよ

こいつじゃねーよな?

だってあいつこんな清楚な服着ねえし…

でも似てる…


あいつは仲間かなんかに呼ばれて行ってしまった。

「唯月…あの人似てましたね…」

「ああ…」

似てたとしてももう会うことは出来ないだろう

だが、もしまた会えるのならあいつであってほしい

ただただ俺たちはそれを願うしかなかった。