午後の競技が始まり中盤くらいでコスプレ競走が始まることになった。
みんなに行ってくるねと伝えるとカメラの準備を始めてた。
なんでだろ。
まあ、いっか。
コスプレ競走は1走目ですぐに出番となった。
スタートの合図がなり自分のコースの先にある個室に入った。
その中には張り紙があって
『この中に用意されている服を着てゴールを目指してください』
と書いてあった。
コスプレってそういうことか。
なら簡単かな?
なんて思いながら服を見てみるとうわぁと思った。
なぜならチャイナ服が入っていたから。
……は?
え、待ってチャイナ服なの?え?
しかも丈が短いしちゃんと横から足が見えるタイプ!
は、はずかしい!
でも早く着替えてゴールしなきゃ。
でも~…!!!
ここは腹を括るしかないのか…
もう、こうなったら絶対1位とってやる!
チャイナ服をきて個室をでるとまだほかの人たちは出てきてないみたいだ。
でも出て言った瞬間にすごい声援と恥ずかしくなるような実況が入った。
『おお~!!青組の1走目はチャイナ服だー!少し丈が短いようだがそれもあり!そして恥ずかしがりながら裾を抑える感じもあり!』
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やっぱりはずかしい!
でもほかの人たちが出てきちゃう前に走らなきゃ
そう思い走ろうと思ったがまさかの事態。
これ走れば下着見えちゃわない?!
ど、ど、どうしよ!!!!
ああ、でも1位になれない!
気をつけて走れば大丈夫かな…?
ええい!とりあえず走るぞ!
ほかの人たちが出てきたところでうちは走り出した。
走ってる最中色んなところから
おお!すげー!やべーな。名前なんていうのー!
なんて言われてもっと恥ずかしくなった。
でもゴール目指して走ってたら鎌が待っててくれた。
ゴールテープを切り鎌の胸の中に飛び込むと自分が着ていたパーカーをうちにかけてくれた。
すると鎌の怒った声が頭上から降ってきた。
「お前、下着見えてたぞ!もう少し気をつけろ!」
「ふぇ?!」
ほ、ほんと?!
やっぱり下着見えてたの?!
うわぁぁあ!どうしよ!
お嫁に行けないいいいい
「チッとりあえず競技が終わるまでそのパーカーでも着てろ」
ぶっきらぼうな言い方だけどこれが鎌の優しさなんだろうな
「…ありがと」
鎌の匂いに包まれながら少し胸がきゅんとないたきがした。