「そういえば、」
里沙が大きな大きな焼きそばパンをほおばりながら言った。
「こんなに人が混んでるのによくこんな席が取れたよね」
ギクッ・・・。
「実は間宮くんが譲ってくれて・・・」
すると里沙は食べかけの焼きそばパンをバンッと机に置いた。
「先に言いなさいよ、もうー!それで?何か話した・・?」
身を乗り出して興奮気味に聞いてくる里沙。
「いや・・・。ありがとうだけで・・」
すると里沙はガクッと肩を落とした。
「ただでさえ教室でもうまく話せてないのにさー・・もっと話そうよー」
話はしたかったけれど、友達もいたもんな・・。
「このままだと、間宮くんなんてカッコイイしすぐに彼女できちゃうよ?」
イジワルそうに里沙は言った。
確かに、自分からアプローチできないままだと何もないまま恋が終わっちゃう。
せっかく恋をしたんだから、間宮くんを振り向かせたい。

