だから、笑って。



教室へ向かう廊下の突き当たりに差し掛かった時だった。



「そういえば、今日も図書整理あるって言ったらあんたは来る?」



その発言に思わずふふっと笑ってしまった。



間宮くんは昨日、私に図書整理があるとウソをついた。



それなのに今日も律儀に聞いてくるものだから笑ってしまった。




「なに?今日も何かあるの?」
私は笑顔でそう答えた。



すると間宮くんは何故かふいっとそっぽを向いた。



「ある、んじゃね?」

その微妙な返しに私はまたしても笑ってしまった。




「嘘でも本当でも、私は行くよ」




本当に、間宮くんといると心から笑っていられる。



やっぱり私は彼が好きだ。