だから、笑って。




翌日の朝。


今日は1人で登下校。


里沙は朝練があるし、帰りは夜練で遅くなるみたいなのです。



玄関に行くと、右を誰かが通り過ぎた。




あっ、間宮くんだ。


間宮くんに気づくと同時に昨日の帰り道での里沙との会話を思い出した。


話す・・・。話す・・。



間宮くんが下駄箱に手をかけるのと同時に私も自分の下駄箱へ向かった。



「おはよう!」

思い切って挨拶をしてみた。


「おはよう」

間宮くんが返してくれた。



「好きな人」って意識しちゃうと挨拶だけでも緊張しちゃう。


でも、間宮くんの言葉が全て愛おしく、胸が温かくなるんだ。