「白峰咲良さんのお父さん。
私の記憶はいくらでも操作していい。
そのあと、もう二度と雄大に会えなくてもいい。
会えないくらい遠くへ行ってもいいから…
だからどうか、雄大には何もしないでください……。」
私は頭を下げてそう言った。
すると雄大が、
「咲良……!何言ってんだよ!」
と怒ってきた。
だから私は雄大見て、一言。
「雄大は……雄大だけは、私のこと忘れないでほしい。」
と言った。
その様子を見た白峰咲良のお父さんが私の願いを聞いてくれた。
「もう二度と会えないくらい遠くへ行くという条件つきなら、入坂雄大くんの3人目の被験者は取り消ししよう。」
「………本当に、それだけは、信じてもいいですか?」
「あぁ、もちろん。約束しよう。
ただしもう一つ条件をつけようか。
君の記憶を操作するのは、明日実行する。
それでいいかな?」
明日……?
それはあまりにも早すぎた。
でも、それでも……雄大が無事なら……
「わかりました。」
「………咲良!俺は無理だ。
もうお前を離したくない……!」
「雄大の心の中にはちゃんと生きてるから大丈夫。」
私は安心していた。
雄大はこれで無事で済むと思い……。



