「君は2人目の被験者だよ。
君はとても優秀だった。見事に実験は成功したよ。
だが完璧ではなかったみたいだから、実はと言うと実験は失敗だな。」
私が、2人目の被験者……?
失敗…?
「君のお父さんも、この実験に関わっていたんだよ?
まぁ君の記憶を変えると言ったらさすがに反発してきたけど。」
私の、お父さんも…?
でも反発してくれたんだよね…?
じゃあ今、お父さんはどこにいるの…?
「………私のお父さんとお母さんはどこにいるの……?」
弱い声で私は聞いた。
すると白峰咲良のお父さんは何の悪気もなく、
「実験室の地下で軟禁しているよ。」
と言った。
軟禁……?
私は驚きのあまり声が出なかった。
「もうすぐで軟禁してから2年経つな…。
まあ2人とも元気だから安心するといい。
君の姿が見たいと毎日うるさいけど、衣食住は何不自由なく与えているからね。」
この人はどうして平然とこういうことが言えるの?
いくら軟禁だからって、していいはずがない。
心の底から怒りがふつふつとわいてくる。



