どうしてそこまでするの……?
私たちって……
「何に抗えばいいの……?」
「咲良……?」
わからない。
どうしたらいのか、何をすればいいのか。
そもそも私はどうして白峰咲良の記憶があるのか。
なにもかもわからないよ……。
「雄大……智樹に会いたい…。
智樹のところに行こう。」
「咲良……。」
大丈夫、絶対智樹なら死なないよ。
だから会いに行こう………?
そう思っていたら突然病室のドアが開いた。
「智樹なら無事だよ。
なんとか一命をとりとめたって。
さっき手術が終わったよ。」
落ち着いていて、静かな声。
それは一度だけ聞いたことのあるいつもと違う声。
教室で智樹と2人で話していた、あの声。
見るとドアのところには………
無表情の伶奈が立っていた。



