私も雄大の背中に手を回した。
「咲良……!ほんと、お前ってやつは…!」
なんて言いながら、ぎゅうって抱きしめてくる雄大。
「ごめん……本当に、ごめんね……。」
今はただ謝ることしかできなくて。
でも、雄大のことを思い出して、やっと再会できて……、本当にしあわ………
『北条咲良だ……!
……全部思い出せ、最後まで、抗え……!』
「…………っ!!」
突然脳裏浮かんだ、智樹の姿。
その瞬間、とっさに雄大から離れた私。
「………咲良?」
最後に私が見た光景は、苦しそうに顔を歪めた智樹。
そして、私の手についた、たくさんの…………
血。
「雄大……、智樹は……?
ねぇ、智樹はどこにいるの……?」
智樹。
その言葉を聞いた雄大が突然固まった。
それを見て、なんとなくわかってしまった。
「どうしよう……私のせいだ。
私を庇ったから……!!」
「落ち着け咲良。
死んだわけじゃない。ただ……危険な状態で今は手術中なんだ……。
もう手術開始から10時間は軽く過ぎてる……。」



