夏の暑い日差しが私達2人を照らしていた。












私の隣には伶奈ではなく寺内がいる。












私と寺内は伶奈とよく来ているショッピングモールに自転車で向かっていた。











「………すっごい暑いよね。」
「そうだな…。」









「明日から夏休みって解放感〜〜!」
「…………。」












「ねぇっ、」
「無理してるってバレバレ。だから俺の前では素のお前出せって。」










信号が赤になり、私達は横に並んで止まる。










私は彼を見る。
彼は私を見ていた。








「無理なんてしてない……。」
「お前嘘つくの下手くそ。」










彼はふっと笑う。