「失礼します……って、先生いねぇ。」 入坂の声にハッとして我にかえる。 私が考え事してる間に保健室についていた。 「仕方ないか……、白峰、座って。」 そう言って保健室のソファにおろされた。 「ごめん、ありがとう。」 「靴と靴下脱げるか?」 「うん、大丈夫。」 「じゃあテーピングとか用意する間に脱いどいてくれ。」 入坂はいつも通りだった。 昨日の出来事が、まるでなかったかのように。