そのまま倒れこむ。
「いっ……たぁ……。」
なるべく声を抑えて言った。
そんな私を見て、みんなが駆け寄ってきて
「大丈夫?」と心配してくれる。
私は「大丈夫!」と言って立とうとしたら、目の前に1人背中をこっちに向けてかがんでいる人がいた。
それが誰なのかなんて、後ろ姿だけでわかる。
「入坂……。」
「早く乗って。保健室行こう。」
かがんでいたのは入坂だった。
……って、私をおぶって行くつもり!?
そんなの恥ずかしすぎる…!
「だ、大丈夫!
歩けるし1人で保健室にも行けるから!!」
「何言ってんだよ、捻った時の音までなってたんだぞ?
早く乗らないとお姫様抱っこってやつやるぞ。」
な……!
お姫様抱っこ……!?
それはもっと嫌だ!
注目されるし!!
でも彼の表情と声は本気だったから、本当にしかねないと思いおとなしく彼の背中に乗った。



