何度だって君に恋をする





「そんなの持ってきてねぇし。」






寺内はそう言って先生を睨む。








え……。
ま、待ってよ、忘れたのは私でこの単語帳は寺内のやつなのに。










また、私を助けてくれた……?











「ほう。この俺の授業で忘れ物するとはいい度胸だな。




なんだその態度は。
お前、ふざけてるのか?」







最初は軽い口調だった先生も、だんだん怒り口調になっていく。










「お前の授業とか真面目に受ける気ねぇし。」








「………お前、ガキのくせに大人バカにするのも大概にしろよ?





減点はもちろんするし、放課後職員室に来い。
反省するまで話をしようじゃないか。」







や、やばいよ…。
先生本気で怒ってる……。






なんとかしないと……。







方法を考えるより先に私は体が動いていた。




ガタッ、と勢いよく席を立ったのだ。