私のこれからはこの腕輪にかかっているという事。 ……すごく、すごく大事な事を言われていることぐらい馬鹿な私でもすぐに分かった。 こんなちっぽけなダサい腕輪に、私のこれからが 命がかかっている。 ショックだった。 陛下の口から直接伝えられた事実に、 部屋に帰ってからこれでもかというぐらいに泣いた。 自分が持っている力が怖くて、気持ち悪くて ひたすらに自分で自分を殴った。 泣いて、傷つけて、泣いて、傷つけて。