please tell me...



どう考えても、狭すぎる個室に驚きながら

優弥さんの隣に腰を下ろした。


店員さんは、優弥さんの顔を見るなり
「いつものですね」と微笑んで

席を離れた。


いつもの?いつものってなんだ?

いつも来てるのかなあ。


…女と??



「マミ?」

「はい!」


綺麗に笑う優弥さんに、ドキドキと胸が鳴り止まない。

「緊張…してんの?」

「…ふふ、緊張してますよ〜」


いつも余裕の私でも、
やっぱり今日は余裕なんてない!


「やっぱり可愛い」

「え?ほんとですか〜」

「本当。 俺決めた」