「マミぃ〜、いつ暇?」
「明日アフターどうですかぁ?」
別に、そんなに欲求不満なわけじゃない。
だけど今は何か寂しいの。
…ただそれだけ。
「よしゃ、明日な!任せろ〜!」
心なしか、嬉しそうな吉田さんをみて
少し罪悪感に包まれた。
「なんか欲しいものないのか?」
「うーん、そうだね〜なんだろ?ドレス欲しいな!」
「ドレスか!」
「吉田さんが選んでくれたドレスなら
毎日でも着ちゃいますよ〜」
ふふふ、と微笑んだ私を見て
今のセリフが本心じゃないことをわかっている吉田さん。
もう来店してから2時間は経っていて、
かなりの量のお酒を飲んでいる吉田さんは
少し酔ってる…いや、少しじゃないかも…?


