会ってくれるんだ、優弥さん。 「駅から近いんで、またこないだのカフェで 待ち合わせで大丈夫です!!」 「ん、了解。」 「あ、あの!優弥さん…私も会いたかったです…明日、楽しみにしてますね!!」 ああ、誰かに会いたいって こんな気持ちなんだ…。 きっと今の会いたい、は、 本当の会いたい…だ。 「ふっ可愛いこと言うね〜また明日連絡するから」 そう言って切れた電話を握りしめて 私は家を後にした。