C「…行かなきゃ」
E「行こう!!」
C「わぁ、びっくりしたいつの間に。どこから出てきてんの?」
E「この時間はファンタジーだから気にしないの」
C「ヨワキは?」
E「そこ」
F寝てる
C「寝てるの?」
E「そう。あなたの感情が動いたから、寝かせるの簡単だった。寝てる間に早くシュンのところに行くよ、ってちょっと!!」
C「ねぇ起きて!起きて!!」
F「んー(寝言」
E「なにやってんのよ。せっかく寝かせたのに、またヨワキになりたいの?」
C「だって連れてかなくちゃ。本当の強さには弱さだって必要なんでしょ?・・・起きて!」
E「はぁー。…めんどくさいなぁ。おーい、出番だよ」
F「んー。あーぁ。なによ、無理やり寝かせたくせに急に起こしたり」
C「ねぇ、一緒に行こう」
F「…いやだ。怖いもん」
E「まーだそんなこと言ってる。ほら、置いていった方がいいって」
C「ダメ」
E「なんでよ。ツヨキだけの方が心強いでしょ?」
C「それじゃあ、今までの私と何も変わらないじゃない。どっちも必要なの。ツヨキもヨワキも…」
F「ヨワキなんていらないんじゃなかったの?」
C「今の私にはヨワキもいなくちゃダメなの。私はずっと強くありたい!だから目をそらしていた弱さと向き合いたい。・・・それが出来ればきっと、…私は本当に強くなれると思うの。だからヨワキも…」
F「…ねぇ、なんで?…あなただってまだ怖いんでしょ?シュンのこと本当に好きだもの」
C「少しね」
F「少し…ね…。私はね。すごく怖いの」
E「ほらぁ、絶対にヨワキは告白したい感情の邪魔になる。早く行こーよー!」
C「ツヨキ。性格悪いよ?」
E「いや、自分じゃん!?」
C「ヨワキも、わがままじゃない?」
E「自分じゃん」
C「行こうよ、きっとヨワキが思ってるより、怖い未来なんてないよ」
F「ねぇ、どうして?どうして怖いのに進もうと出来るの?」
C「え」
F「私にはわからない」
C「だってミオが約束してくれたじゃない、私はそれに応えたい。それに、シュンのことやっぱり好きだと思うから。弱い気持ちが存在してもシュンを好きな気持ちって変わらないんだよ。あなた達が私の感情ならこの気持ちはきっとあるでしょ?」
F「へー」
C「あ、笑った。ヨワキでも笑うんだね」
F「……ちがっ…」
C「行こう!ヨワキもツヨキもシュンのこと好きでしょ?」
EF頷く
C「恋ってすごいよ。感情いっぱいに好きが広がってるんだね」
胸に手を当てると心が喋り出す
E「伝えたい」
F「伝えたくない」
E「付き合えたら」
F「ふられたら」
E「会いたい」
F「会えない」
E「私なら」
F「私なんて」
E「絶対に」
F「怖い」
E「大丈夫」
F「それでも」
E「ミオがいるから」
F「ミオがいるなら」
E「好き」
F「好き」
C「……好き」
EFはこのくだりで手を取り合う
そのまま全員はける