いつもの窓側の席



椅子に背中を預けて、頬杖ついて、スマホいじって。

チラリと私を見た先輩はいつものようにため息を…………





「………。」


「(あ、あれ…!?)」





た、ため息をつかない…

それどころか今日は顔もしかめないし、ていうかむしろビックリしてる?




「あの、先輩?」




恐る恐る先輩の方に近づいた


な、何で今日はそんな反応なの…

やっぱり似合ったなかった!?メイクしてるって気づいてるよね!?





「…なに」





アワアワしていた私だけど、その一言にポカンとする


…なに、じゃないでしょう、先輩。

もっと他に言うことあるんじゃないの、先輩。





「な、何か私に言うことありませんか?」