そう言った先輩

…ふふん、今度は私がニヤッとする番だよ





「はい」




スマホを差し出す先輩に近づく私


……いまだ!




「スキあり!!」




思いっきりよく先輩に抱きつく


ふわりと先輩の匂いがして、小春、今とっても幸せでございます。





「…。」


「はぁ、先輩!いい匂いまでするとかどんだけ完璧人間なんですか!?」





グリグリと頭を押しつけながらそう言うと、




「あいたっ!!」




スパンッとかなり強く、先輩に頭を叩かれた





「痛いですよっ!!暴力反対!」





強引に私を引き剥がして、顔をしかめる





「…キモい」


「悪口っ!!」