「あっ!
写真撮ってもらえませんか?」
「えっ?」
私を追いかける彼の前に事情を知らない彼女達は偶然にも立ちはだかってくれた。
その様子を目の端で捉えて、私は一気に庭園を出た。
エレベーターを待つ時間ももどかしく、近くにあった階段を走り降りる。
カンカンカンカンッ……!
ヒールの音が階段に響き渡る。
馴れないヒールに足がもつれそう。
でも今はそんなことはいってられない。
長身で足が長い彼はあっという間に私に追い付いてしまう。
一階に降りきるまでに絶対に捕まってしまう。
そう考えてフロアに出て、近くのレストランの入口にパッと身を潜めた。
その瞬間。
彼が私の隠れた場所の前をサッと横切った。
明るい場所で見てもとても目立つ秀麗な顔立ち。
均整のとれた体躯。
周囲の女性達がチラチラと彼に視線を投げかける。
彼は眉間に皺を寄せて、周囲に目を凝らす。
切れ長の瞳には明らかな焦りの色がみえる。
思わず息を止める私。
彼は私が隠れているレストランの向い側にある料亭の入口に立つ従業員に声をかけていた。
その隙に。
再び私は逃げ出した。
写真撮ってもらえませんか?」
「えっ?」
私を追いかける彼の前に事情を知らない彼女達は偶然にも立ちはだかってくれた。
その様子を目の端で捉えて、私は一気に庭園を出た。
エレベーターを待つ時間ももどかしく、近くにあった階段を走り降りる。
カンカンカンカンッ……!
ヒールの音が階段に響き渡る。
馴れないヒールに足がもつれそう。
でも今はそんなことはいってられない。
長身で足が長い彼はあっという間に私に追い付いてしまう。
一階に降りきるまでに絶対に捕まってしまう。
そう考えてフロアに出て、近くのレストランの入口にパッと身を潜めた。
その瞬間。
彼が私の隠れた場所の前をサッと横切った。
明るい場所で見てもとても目立つ秀麗な顔立ち。
均整のとれた体躯。
周囲の女性達がチラチラと彼に視線を投げかける。
彼は眉間に皺を寄せて、周囲に目を凝らす。
切れ長の瞳には明らかな焦りの色がみえる。
思わず息を止める私。
彼は私が隠れているレストランの向い側にある料亭の入口に立つ従業員に声をかけていた。
その隙に。
再び私は逃げ出した。

